南北線さっぽろ駅のホームに、真駒内方面ホームを増設します。

工事の背景

南北線さっぽろ駅の一日平均乗車人員は5万7千人(2018年度実績)で、札幌市営地下鉄最大の混雑駅となっています。現在のホーム形状は麻生方面と真駒内方面の軌条にはさまれた島式で狭く、JR札幌駅への最も一般的な経路である北側の階段は著しい混雑が常態化しており、エスカレーターもありません。

今後、北海道新幹線札幌駅の開業や北4西3地区をはじめとした、JR札幌駅周辺の大規模な再開発事業により、同駅の利用人員は更なる増加が予想されますが、現行の島式ホームのままでは北側階段の混雑は解消できず、またエスカレーターの設置に必要なスペースも確保できません。そこで、現在のホームを麻生方面専用ホームとし、新たに真駒内方面ホームを増設することにより、混雑の緩和、利用者の移動の円滑化、利便性の向上を図ることとなりました。

整備概要

  1. 東側にホームを増設し、現ホームを麻生方面専用、新ホームを真駒内方面専用とする
  2. 北4西3地区再開発建物とは、地下1階コンコース及び地下2階ホームで接続し、エレベーター、エスカレーター及び出入口を一体的に整備することでアクセス性や交通結節機能の向上を図る。
  3. 北4西3再開発と接続するため、新たな駅務室を北5条線地下1階に構築する。

整備の効果

バリアフリー化の推進

  • 新ホームにはエスカレーターを整備するとともに、再開発建物と一体的にホーム~地上間のエレベーターを整備します。
  • ホーム増設による階段の混雑解消後には、麻生方面ホームの北側階段にもエスカレーターを整備します。

再開発計画との一体整備による利便性向上

  • 真駒内方面ホームには、再開発建物と直接つながる改札口を整備し、アクセス性や交通結節機能の向上を図ります。
  • 再開発建物と一体的に整備することで、駅周辺の賑わいの形成に貢献します。

ホーム上の混雑緩和

  • 真駒内方面のホームの増設により、現在のホームは麻生方面のみの使用となるため、混雑が緩和されます。
    → 歩行速度の向上や滞留の減少による駅構内移動時間の短縮
    → 乗降時間の短縮による列車遅延時間の短縮

詳しい事業内容は札幌市ホームページをご覧ください。

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